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Appleはなぜ“メタバース”と言わないのか?

Vision Proって、Appleは「メタバース」とは言わないよね?他の企業はバンバン言ってるのに、不思議…
そう、それがまさにAppleの戦略なんだ。あえて“メタバース”と距離を置いて、違う道を歩こうとしてるんだよ。

Vision Proの世界展開が進行中
Appleは2024年6月以降、Vision Proを日本・中国・欧州などに展開。
価格はアメリカと同様の3,499ドルからで、日本ではおよそ55万円前後(容量別)。
※Vision Proってそもそも何?という方は、先にこちらの記事から読むと理解しやすいかも。
👉 Apple Vision Proとは?超初心者向けにやさしく解説!
でも面白いのはその売り方。Appleは「空間コンピューティング」と呼んでいて、メタ社のように「メタバース」という言葉はまったく使っていない。
Appleが語らない“メタバース”という言葉
なぜAppleは、あえてメタバースを避けるのか?
- “メタバース”はバズワードとしてピークアウトしてきている
- Metaなど他社との差別化を明確にしたい
- Appleは「今ここ」に集中するプロダクトを作る企業
ザッカーバーグが「未来に没入」を語るなら、Appleは「現実の拡張」を選んだ。
この違いこそが、Appleが“メタバース”を語らない理由なんだ。
戦略の違い Meta vs Apple
比較項目 | Meta | Apple |
---|---|---|
ビジョン | 仮想空間への完全な没入(Horizon) | 現実空間に情報を重ねる(空間コンピューティング) |
用語 | メタバース | 空間コンピューティング |
主な狙い | SNS・ゲーム中心の交流 | 生活や仕事に溶け込む新体験 |
価格帯・製品設計 | 手頃+ライトユーザー向け | 高級路線+プロユース先行 |
Metaは大衆路線、Appleは“最初は限られた人に深く使ってもらう”高級ブランディング。これはiPhoneの初期戦略と似ている。
まとめ:Appleのビジョンは“メタバース”の外側にある
Appleは、他社が作る“バズ”に乗らず、自分たちの言葉で未来を定義しようとしてる。Vision Proは“メタバースっぽい何か”じゃなくて、“Appleの未来を映す窓”なんだ。


世界を変えるって、こういう静かな宣言から始まるのかもね。