ネオの調査報告(海外VR・メタバース解説)

Metaのメタバース、夢のあとに何が残った?~ザッカーバーグの描く未来と、膨らみ続ける赤字~

【1】夢を追う男、そして現実

トーン

メタバースって、結局どうなったの?あんなに張り切ってたMeta(旧Facebook)さん、最近静かすぎない?

実はね、あのMetaがメタバース事業で700億ドル近い赤字を出してるって話、知ってた?それでもザッカーバーグは「未来はそこにある」って言い切ってるんだ。

ネオ

【2】Metaが賭けた“次のインターネット”

Metaは2021年、社名を「Facebook」から「Meta」に変更。

その理由は明確で、SNSの枠を越えた“次世代のネット空間=メタバース”への本格進出を掲げたから。

中核となるのが「Reality Labs(リアリティ・ラボ)」という部門で、VRヘッドセットのQuestシリーズや仮想空間Horizon Worldsなどを開発・運営している。

ただし、このReality Labsが2024年末までに出した損失額は、累計で約689億ドル(約10兆円)

それでもザッカーバーグは、「これは長期投資だ」としてプロジェクトを継続中だ。

【3】なぜそこまでやる?“次のスマホ”を狙う視点

Metaが投資をやめない理由――

それは、ザッカーバーグが「VRは次のスマートフォンになる」と信じているから。

彼はこの状況を、「iPhone登場前夜」と同じだと語っている。

つまり、いまは収益を度外視してでも未来のインフラを先に握るフェーズだという考え方だ。

実際、MetaはVRゴーグルだけでなく、ARグラスやAIなど“メタバースに縛られない技術基盤”の整備にも投資を広げている。

ただし課題も多い:

  • Horizon Worldsはユーザー数や継続率を非公開
  • Apple Vision Proなど強力な競合の登場
  • 一般ユーザーへの普及スピードが鈍い

こうした現実に直面しつつも、ザッカーバーグはあくまで“その先”を見据えているようだ。

【4】まとめ:夢と現実の狭間で

ここまで大きな赤字を出しても、「まだやる」って言えるのは、覚悟の強さか、あるいは引き返せない段階に来てるからかもしれない。でも、テクノロジーの進化って、いつもそういう“信じた者勝ち”から始まるよね。

ネオ

トーン

現実に直面してるからこそ、ここからの1年が本当の勝負どころ。バズワードだけじゃなくて、“ちゃんと使える仮想空間”に近づけるかどうか…見届けたいね。

【5】元ソースリンク:

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